ビジョントレーニングとは?どんな効果があるの?ビジョントレーニングに関してご紹介していきます!
今回のテーマは「ビジョントレーニングとは」になります。
皆さんは、ビジョントレーニングというものをご存じでしょうか?
最近少しづつ認知が広まってきてはいるものの多くの方が知っているかというと、まだ知らないという方もいらっしゃると思います。
知っている方も、目のトレーニングするやつでしょ!と思われていますが、実は目のトレーニングだけでなく、身体の色んな機能の土台となる「感覚統合」を鍛えることをビジョントレーニングと言います。
ビジョントレーニングって結構奥が深いんです!
今回はそんなビジョントレーニングについてお伝えしていきたいと思います。
ビジョントレーニングとは
まずは、ビジョントレーニングって何のこと?という所をお伝えしていきます。
ビジョントレーニングとは、日常生活における多種多様な動きや思考、行動などの問題を解決するために「視る」という機能を高めるトレーニング全てを指しています!
つまり、ただ眼の動きや眼のトレーニングだけをするわけじゃないですよということです。
身体の機能の土台となる「感覚統合」をいろんなトレーニングで鍛えて、土台を整えることが重要です。
ビジョントレーニングが具体的にどんなことに効果的かと言うと、例をあげて以下のようなお悩みをお持ちの方に有効だ考えられています。
(例) ・近くでも物を見て作業をすると疲れたり頭痛がする ・本を読む時に、行や列を読み飛ばしたり、繰り返し読んでしまう ・長時間集中して作業できない ・飛んでくるボールをうまくキャッチできない ・物との距離感を把握して、適切につかんだり、避けたりできない ・何かにつまずいたり、人や物にぶつかってしまう ・図形を同じ形に書けない ・身体が硬い、動きが硬い、すぐ緊張してしまう ・慢性的な疼痛をお持ちの方 |
見る(視る)とは
見るといってもビジョントレーニングで鍛える「見る機能」は、いわゆる視力のことではなく、3次元空間を読み取り姿勢制御や空間認知といった機能を正しく使える力の事です。
「見る機能」は本や教科書、漫画など平面の文字を読むだけでなく、物の形や色や大きさなどを把握し掴んだり、距離感を計ったり、見ることによって得た情報を脳で処理し言葉や行動に繋げたり、様々な情報をもとに論理的に思考したりするなどの機能のことを指します。
視力と視覚の違い
視力は、物がはっきりと見えているのか、見えていないのかで基準を数値化して視力を判定するものになります。
つまり、視力というのは視覚のごく一部の機能になります。
視覚機能というのは、視力だけではなく眼球運動や認知能力なども含む総合的な働きです。様々な情報は80%以上が目から得ていると言われているくらいなので、目から入る情報はとても重要です!
視覚機能
視覚機能には3つの働きがあります。
① 入力:目で対象物を映像として捉える
眼を動かし、網膜に対象物を映し出し得た情報を視神経を通して脳に送ります。
この時に重要なのが、3つの機能です。
・目を動かし見たいものに対して視点を合わせ、動きを追ったり物を瞬時にとらえる「眼球運動コントロール」
・視力・ピントを合わせ遠近のものを適切に見る為の調節機能「ピントを合わせる柔軟性」
・片目だけでなく、両目ともきちんと働き両目のバランスが崩れることなく物をとらえる「両目のチームワーク」
② 情報処理:見たものを脳で認識し、処理する
眼でとらえた映像を「視空間認知」(眼から入った点や線・色の情報を分析し、見たものの形や状態を理解する力)を使い見たものを認識します。
この時に脳で行われるのは・空間認識 ・記憶・イメージ ・指令・認知 ・理解 ・判断になります。
③ 出力:見たものに合わせて体を動かす
眼で見て、脳で認識された情報をもとに体を動かすよう脳が指令を出します。これを「眼と体のチームワーク」と言います。
ここが整っていることで、運動や行動に繋がったり、言葉や表現、コミュニケーションに繋がっていきます。
ここまでが、瞬時に行われているのですが、この3つの機能が正常に働かないことで日常生活の生きづらさや過ごしづらさに表れてしまいます。
そもそもの、入力の段階で視覚機能が正しく使えず見え方が違ってしまうと、脳での情報処理も、出力にも大きく影響されてしまいます。
ビジョントレーニング
では、実際にビジョントレーニングではどのようなことをしているかお伝えしていきます。
冒頭でもお伝えしたように、ビジョントレーニングと言っても眼のトレーニングだけをするわけではありません。
ビジョントレーニングは身体の機能の土台となっている「感覚統合」を行うトレーニングと言っても過言ではありません。
感覚統合は、ピラミッド状に積み木を積むように発達すると言われています。感覚統合で土台と言われているのが、視覚、聴覚、触覚、固有感覚、平衡感覚の5感です。
ビジョントレーニングでは、これらの5感を発達させるために様々なトレーニングをしていきます。
平衡感覚のトレーニングに興味のある方は、下記のリンクからご覧ください⇩
乗り物酔いなどが起きる原因は三半規管かも?三半規管を鍛える平衡感覚トレーニング | 岡山県岡山市のダイエット・パーソナルトレーニングジム『i-fit』 (i-literacy.co.jp)
眼球運動トレーニング
眼球運動トレーニングでは、素早くピントをあわせる力や物の動きを目で的確に追える力を鍛えるトレーニングになります。この眼球運動トレーニングは、追従性眼球運動、 跳躍性眼球運動、 両眼のチームワークの3つに分けることができます。
追従性眼球運動トレーニング
眼の筋肉を動かし、ストレッチするように伸ばすことが目的になります。
視線をなめらかに動かす機能の事です。この機能を鍛えることにより、文字を読み飛ばしてしまう、文字が綺麗に書けないなどの状態を改善できる可能性があります。
跳躍性眼球運動トレーニング
跳躍性眼球運動トレーニングでは、ある点から別の点へ視点を素早く移す動きを目的としたトレーニングになります。
球技などでボールや人の動きを瞬間的に捉える時に働くことでパフォーマンスアップに繋がります。
また、板書のしづらさや、本の行を読み飛ばすといった日常での困りごとを改善できる可能性があります。
両眼のチームワーク
近くを見る時には、両目を寄せピントを合わせ、遠くを見る時には、両目を離しピントを合わせる機能のことです。
眼の動きは、左右、上下、斜めの動きに加え遠近の動きがとても大事です。
このトレーニングにより、物が二重に見えたり、物との距離感がつかめない状態を改善できる可能性があります。
視空間認知トレーニング
視空間認知は、眼で見た物の形や色、対象の物に対しての距離感を正しく認識する機能です。
物と背景がごっちゃにならないように区別する能力や、その物の形や色を正しく認識する能力、物との距離間を瞬時に認識し距離感や物の大きさを認識する能力が磨かれます。
車の駐車であったり、物を掴んだり投げるとき(キャッチボールなど)、家具などを置きたい場所にきちんと置くなどの力を養えます。
目と脳と身体を繋げるトレーニング
眼から入力された情報を基に体を動かす働きを鍛えます。
視覚機能は、眼から入った情報を脳で処理し、出力されているとお伝えしましたが、目と脳を繋げるトレーニングでその力を養うことができます。
見た物の動きを正確に身体で再現出来たり、見た情報で瞬時に判断して身体を動かしたり、目で見た対象のポイントに対して的確な力加減で物を投げれたり、移動させるなどの機能を強化することができるトレーニングになります。
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